歴史を遡るとオランダではじめてシストセンチュウが検出されたのは1941年。
以後1990年まで撲滅を試みたが、結局まん延してしまったため、検査方法の見直し、抵抗性品種の使用、トラップクロップの活用などを行い現在はマネージメント型のセンチュウ対策にシフトしている。薫蒸材、殺線虫剤の使用を大幅に削減した。
以前はシストセンチュウ、シロシスト感染圃場の多いドレンテ(北東部)ではスターチしか栽培できなかったが、抵抗性品種により近年は少しずつ生食用の栽培も増えてきている。
一部生食用の抵抗性品種の例を挙げると…
- Innovator
シロシスト:Pa2に8、Pa3に9と抵抗性レベルが高い
シスト:抵抗性はない
HZPC社育種
ヨーロッパで最も多く栽培されているシロシスト抵抗性品種 - Monte Carlo
シロシスト:Pa2に8、Pa3に9
シスト:Ro1:9、Ro2/3:9、Ro4:8
TPC社育種
シロシスト、シスト共に抵抗性レベルが高い詳細は
http://agri-biz.jp/item/detail/4184?item_type=1